名古屋パーマカルチャーギャザリング

1日目 2014年12月6日(土)


◆基調講演「フォレストガーデンを実践するディオンさんのお話会」

まずは、MCミカちゃんより徳林寺の紹介

みんなの家やトーマス農園、つながり朝市、そして、シャンティクティ

シャンティशान्ति平和

クティकुटि

 
和尚さんは「お寺を継がない!」と家を飛び出して、ネパールへ10年ほど旅していた。 その時に、ネパールを訪れたけんじぃと出会ったのだそうです。

そして、道中で知り合った魅力的な人々のうち、おひとりがその作成した本が「A difference of Luxury

(アマゾンで入手可能、英文)

アーバンパーマカルチャーをテーマに活動するソーヤ海くんも、この本がきっかけで徳林寺を訪れたこともあるそうです。


そして今年、けんじぃと和尚さんのご縁をきっかけに、名古屋パーマカルチャー塾が徳林寺を会場に開催される運びとなりました。

みかちゃんから、
エネルギーや水、有機物の循環についてまとめた徳林寺のシステムデザインを紹介。
詳しくは5月のレポートをご参照ください)

そして、いよいよディオンさんのお話会が始まります。

ディオン・ワークマンさん(NZ出身)
世界で最も完成度が高いといわれたRainbow Village Farmの元マネージャー

 



この秋まで伊豆でフォレストガーデンShikigamiを運営していました。現在は来年のアメリカ移住のため、こちらは閉じ、千葉県鴨川でパーマカルチャーのサイトを作ることに関わっています。

 

今回はShikigamiの日本語バージョン初公開日本プレミアです。

日本語訳はなんと!!!はわれらがスダジィこと酒井さんです。

Shikigamiはディオンさんとパートナーあさこさんが作ったパーマカルチャーやフォレストガーデンの実験の場です。

You Tubuではこちらです!


ShikigamiHPはこちらhttp://shikigami.net/

 

私が印象に残った言葉をいくつか記録します。

人々は一般的に平らな場で生産しようとする、そのために山を開く。そして、その生産物は大概1年草の物ばかり、そのためたくさんのエネルギーを作る。

しかし、フォレストガーデンは自然のシステムを取り入れた手法で消費エネルギーをそれほど使う必要がない。

フォレストガーデンは立体的に土地、森を楽しむ(活用する)。

フォレストガーデンは食料生産の場だけではない。燃料、繊維、薬、建築資材など生活に必要なすべてを生産してくれる。

彼はフォレストガーデンをどう発展させるのではなく、日々の生活をどう過ごすかということをShikigamiから学び実践してきたという。

そして、シンプルライフにはたくさんの喜びがあると実感している。

フォレストガーデンは現在の世界で起きている問題を解決するすべを持っている。

まずは「個人レベルでの楽しい生き方」を実践する。それか世界の幸せへと結びつくのだ。

 

また、彼が日本で実践したかったことはギフト経済でした。

決めたことは売らない、講習料等を取らない。ただお返しを受け取る場所を作る。

自分で作らないものはすべてギフトとして受け取ることが可能だった。

草と子供は同じ、野放しにしておけば必要な時にちゃんと芽が出る。

 

そして、彼とパートナーは彼らが望んでいることを達成するための土地がShikigamiでは十分ではないということがはっきりしたとして、これからアメリカでコミュニティを作るために旅立つという。

彼らのシンプルで魅力的な生活はつづく。


続いて、ワークショップ

◆信州の山ガイド雄大君の伊那谷下栗村の紹介。里山の美しさと伝統の素晴らしさを認識する。


◆庄ちゃんから「暮らす庭」の紹介。

パーマブリッツの活動を紹介。

オーストラリアに「バックヤード・ブリッツ」という人気テレビ番組がり、一般視聴者が推薦した家庭に番組の専門チームが突撃(ブリッツ)し、裏庭を一日で大改造するという趣旨の長寿番組。この番組名をもじった「パーマブリッツ」というコミュニティ活動が2006年4月にメルボルンで産声をあげた。「パーマカルチャー」の理念に基づく持続可能で生産的な庭を地域に増やしていくために、同じ志を持つ仲間が一緒に汗を流して楽しい時間を過ごし、コミュニティにおける知識の共有とネットワーク構築を進める活動

「庭をデザインしたい人」+「してほしい人」+体を動かしたい人」=すごいものできちゃいました!

◆6期卒業生ヒデさんから足こぎ発電機の紹介。

ここにも熱きエンジニアがいた!!!バナナを何とか潰す電力は確保できます。かなり明るい光を放っていました!!!スマホやタブレットのためなら十分すぎる電力が発電し逐電できます。

体も温まり、エクササイズもでき一石四鳥くらいでしょうか???

ヒデさんいわくアメリカのK-TOR社の人力発電機「ケーター」に次ぐ、機能を持っているとか。


続いて、ポットラックパーティ。

皆さんのカラフルでやさしい、パーなお料理の数々。

わたしはなんといってもどんぐりごはんに魅了されました。

大家族ご飯はとってもおいしく楽しいときとなりました。


その後、明日へ向け和尚さんの坐禅講座を受け、本日のプログラムは終了。

4月から坐禅をしてきましたが、ほぼほぼ間違っていたことに気づくサナエでした。


生きることに直結することを考えながら、自然の時間に合わせて過ごす。

自然の変化と繰り返しの中から、発見する喜びをかみしめる。

あぁ私はみんなとともに生きている。

2日目レポート 2014年12月7日(日)

ギャザリングレポートです。

5:30 名古屋パーマカルチャー塾最終日の朝がとうとうやって来てしまっ

た。
車中泊をしていたので車のカーテンを開け外に出て深呼吸。周りはまだ暗いが、和尚さんがご自宅から歩いてきた。挨拶を交わし本堂へ向かう。

6:00 座禅開始 薄暗い本堂に朝日が入り込んで行く、座禅をしながらその変化を楽しむ。40分後終了の合図と共に我に帰る。座禅 良い経験をさせて頂きました。

7:30 さなえ先生と一緒にナマステ体操。
   DVDを本部より取り寄せて持参してくれた。ありがたい。さなえ先生今日も軽やかにステップを踏む。お寺でみんなでナマステー、もう言う事無し。最高の朝


8:00 場所を変え建築実習、最後の仕上げ、屋根上げ。
気を引き締め、ロープを閉め直す。
和尚さんと女子でロープを引く、上がる、引く、上がる、引く、

うおおーと歓声もあがる。
中場でバランスをとりながら上げるため、塾生も周りに上がる、上がる、上がる、ぐるっと輪になり上がる。
屋根が上がるたびに、気持ちも一緒に上がる、多少のトラブルも何のその、この時のみんなの、気持ちの方がさらに上に行ってるから、何でも解決してしまう。あーだこーだ楽しみながら慎重に、大胆に空と屋根をみあげる。
みんなの思っていた通り屋根はきれいにおさまった・・・。
滑車の付いた竹を抜くのもあまり苦労せず、すべてが流れの中で進んでいく。調和のとれた緩やかな楽しく、嬉しい、えらく興奮した良い時間を建築実習最後に体感できて幸せでした。

10:00 ワークショップ
 さかい先生による椿油しぼり、大作戦!!
http://www.sanseiki.co.jp/oem/line-up.htm
椿は拾い物、搾油機は上記のメーカの物を購入されたとの事、

きっとそのうち
さかい先生は搾油機も作っちゃうだろうな。

しょうじ先生による火がつく方が先か、

息が切れる方が先か大作戦!!
本堂前で一人で待っていたしょうじ先生、しかしワークショップが終わる頃には人、人、人。大歓声に包まれる。
ほぐした麻ひもに竹とロープで作った弓状の物に50cm位の心材と木材、アルミホイルを使用した。
コツは一度で火を付けず、観客の心を盛り上げる。それと1回ごとに服を脱いでいく。3回目に火が付くのがベスト。これさえできれば、サバイバルでヒーローになれる。と、しょうじ先生が言ってた??
火おこしに使うひきり棒には、アジサイや、ウツギが良いそうです。

10:30 本堂にてブランチ 最終回
 メニュー 白ごはん
      ごま風味みそ汁
      ひじきのあえもの
      もちきびとろとろ煮
      大根の味噌煮
      トマトと赤かぶサラダ
 もくもくキッチンから愛のこもった食事を次々作り出してくれた、

あっちゃん、けいこさん、アシスタントのみなさん、ありがとう。実習中キッチンからあがる、笑い声と、煙いつも微笑みながら見てました。最後のブランチも感謝しながら頂きました。ごちそうさまでした。

12:05 卒業制作発表

1番手 さなえちゃん、ともみちゃん、じゅんちゃん
 もんぺ製作と古農道具復活のコラボレーション。
『今日は田植えだー』の合図と共に本堂前、徳林寺田んぼにて、

じゅんちゃん製作の田定規を使ってのエアーお田植え
 ともみちゃん、さなえちゃんによるもんぺ作成秘話。
 笑いの絶えない良い田植えが出来ました。

2番手 すだ爺、さかいさん (けんけん)
 世界で一番どんぐりに魅了され、自分の事をすだ爺と呼んでいる。
 空からお米が降ってくる。どんぐりを主食に、

フォレストガーデンに共鳴したさかいさんならではの発想と行動。
 世界初のどんぐり脱穀機を開発作成し、どんぐりを製粉、ヌードル、クッキー、クスクスに加工している。田中優さんが話してた様に野菜をそのまま販売するのでは無く、重ね煮などの商品に加工した方が良いと話されていた事を思い出した。降って来たどんぐりが、保存食となり、災害時に人々を救う時が必ずくるでしょう。さかいさん頼んだよ。
 さかいさんの発表のアシスタントをしてくれたけんけん、共感する生き方素敵だよ。

3番手 たまりちゃん
癒しどころたまりのどんぐり枕、アイピロー
どんぐりのみの入っていない?しいな?の有効活用ほう。
どんぐりに無駄は無し。
枕と、アイピローにするところが、たまりちゃんらしいね
染みてしまったワンピースをマリーゴールドで染め枕カバーにリメ

イク。
洗濯ネット、と併用しどんぐり枕完成。
またお茶パックにどんぐり、小豆、カモミール、ローズを入れアイピローも作成
枕との相性も最高でした

4番手 じゅんぞうくん
温熱療法用、活生器
手ポンプ、シュガーポット、ホースニップ、その他部品で作成(さかいさん監修)

艾(ヨモギ)は相生山さんのヨモギにこだわる。シュガーポットの穴空けに苦労の跡がのこる。1点のもの活生器、本体への文字へのこだわりもある。
実演 艾を丸め火をつける、うめちゃんの指導も入り艾に2/3ほど火が入り、煙と良い香りが広がる。さかいさんをモデルに実演
さかいさん一言「寒い!」時間がたつと暖まるそうです。
じゅんぞうくんにはぴったりの活生器、活躍期待しています。

5番手 あいちゃん
曼荼羅 クッキー
テーブルごと登場、布を外す。
大歓声が起こる起こる。
当日並べた曼荼羅クッキー 紫芋、ココア、抹茶の三種類、バランスがとても良い。

しかもニコちゃんマーク入り気持ち入ってます。
あいちゃんから
たるを知る事は、我慢ではなく、自分を知る事、本質を得る事。
人に認められるより、まず、自分で自分を認める。
自分が幸せになる、幸せは自然んに伝わっていく。
みんながニコニコ繋がって分け合い分かち合える。

そんな心の形をクッキーで表現してくれた。感動するね。
みんなで手を合わせ頂きます。
大人も子供もクッキーと同じ笑顔。
最後に曼荼羅を一つにまとめる。
そこに執着せず次へと進める自分でありたいと心から感じた瞬間でした。

6番手 さきちゃん
卒業制作その1 コミュニティーガーデン 棚つくり
DIYガールさきの奮闘映像と共に完成を皆で祝い楽しんだ。
種用のネットの発想が良かったよ。

卒業制作その2
出雲國・伯耆國 末広がりな暮らし
映像と共にあつい思いが伝わりました。
ブラボーさきちゃん終始感動しました。
ふる里が大嫌いで離れ、名古屋で10年。

振り返ったふる里の土地、人の魅力に気が付き、真のふる里の良さを皆に伝える。
そう出来る物では無いです。冊子もぬくもり、細部まで配慮され、なにより人物の紹介が幅広く訪れてみたい度がかなりUPしました
 来年ふる里からまた少し遠くにいく事になりました。家族も仲間も裏切るような気持ちと罪悪感を未だに持っています。さきちゃんの発表を観ながらふくしまに心が行ってたよ。でも、ふくしまも、山梨も、名古屋も、鹿児島も、全部ふる里で、日本も地球がふる里って思えて来て、なんか腑に落ちた自分になれました。ありがとう。 宇宙人に笑われてるね地球人。

7番手 うめちゃん
パーマカルチャー塾12年目の節目を迎えたうめちゃんから
今期の受講内容、4月の受付から、

12月7日午前中の建築実習屋根上げまでの内容をスライドショーにまとめてくれました。
歴史に残る名古屋パーマカルチャーの軌跡、輝かしい記録となりました。
うめちゃんありがとう。

14:25 修了証書授与
ついにこの時がやってきた。喜び、希望、さみしさ。

修了証授与

さかいさん
 こんだけの人と知り合えた。生き方の幅がひろがった。

ともちゃん
 自分が学んだパーマカルチャー塾の空気感を家族にも見てもらいた

かった。
 自分が少しずつ変わっていく。

さきちゃん
 安曇野に行きたかった、名古屋で開催ラッキー
 ここでしか出逢えない人にあえた。シゲキしあいながら繋がっていこう。

じゅんちゃん
 いえーい

さなえちゃん
 塾生は学びに来ているはずなのにとても楽しかった。
 けんじーのぱーなカルチャーが印象的。みなさんありがとうございました。

じゅんぞうくん
 徳林寺にパーマカルチャー塾がやってきた、逃さない手はないと参加。
 個性豊かな人たちに会えてよかった。

たまりちゃん
 参加する事悩んだけど参加してよかった。財産です。楽しい事やっていこう。

受講証授与

けんけん
 参加できて良かった。仕事が変わったが充実している。
 卒業制作を見ていて遅れをとったと感じたが、ここからがスタート。

かなちゃん
 会社もやめ、九州の実家へ引っ越しなど、大きな流れがやってきた。
 山の暮らし実現、これからもよろしく。

あいちゃん
 とびとびの参加でしたがいつもあたたかく受け入れてもらえて嬉しかった。
 自分が幸せ、最高潮でどこに居てもつながっている。

しょうさん
 こんな幸せな事は無い。
 若い人とふれあい若くなれた。工夫の心が素晴らしい。
 生活は工夫すればすばらしい生活ができる。
 みんなに見てもらうことが出来てかんどうした。
 『いこうよ、いこうよ、みんなで次の世界へ行こう。』
 リトリート 禅 暮らしの中の宗教が実践できてよかった。
 住職はみかちゃんである。

あっちゃん
 楽しい時間をありがとう。ねこふだあげます。

みかちゃん
 1年間ありがとう。みんなからギフト頂いた。

ほんとうはやりたくなかった。
 同じ方向を向いているなら喧嘩してはいけない。みんなの育ちを見れてうれしかった。

しょうちゃん
 しゃべりは駄目だが、身体をつかってお手伝いがしたかった。
 みんな相手を気遣うチームになった。徳林寺近いのでこれからもよろしく。


けいこさん
 火おこし名人への道半ばで終わってしまった。
 パーマカルチャー塾終わってからが本当にたのしくなる。
 菌糸のネットワークのように、一人一人が菌ささえあい楽しくつながっていく。

うめちゃん
 havingではなく、beingが大切だと思う。
 何をするかではなく、どうあるか?何を感じているのかが大切。
 心を感じながらパーマカルチャーを実践していきましょう

感動の渦のなかひとりひとりの一言が心にひびいた。素敵な授与式でした。

そして
 『ちょっとまったー』

塾生一同よりスタッフ代表うめちゃんに梅の木のメッセージを贈呈


 うめちゃんうるうるうる。
  感動。

いよいよクライマックス
 餅まきへ。

和尚さんに続き、じゅんちゃん

さかいさんも屋根へ上がる上がる。
 女子代表あっちゃんも上がる、下で心配そうにりょうちゃんが見守る。

 高いところから餅をまく何とも幸せでした。

 みんなで集合写真
  今期最後の満面の笑みでぱーな写真撮影。

 これで本当に終わり・・・

じゃなく

 再び『ちよっとまった』
インドへ旅発つみかちゃんへ塾生からお経に見立てたメッセージを

プレゼント。
表紙には後ほど和尚さんに書いて頂く。

 そしてさきちゃんから手作り似顔絵クッキーなける。
 チーム名古屋最高すぎる。

 おまけに
 『ちょっとまった』みたたび

名古屋でであったぱーな歌をみんなにプレゼントしたくて、

できたてのハウスをかこんで。
あったかい気持ちで唄えました。ありがとう。

 歌詞より
    名古屋で出逢ったパーな仲間が畑に種をまく。
                  あしたを変えてゆく。
                  世界をかえるのさ。

フィニッシュはもちろん
おにーのパンツ

男性陣ひとりひとりコールが入りセンターのステージへステージへ

なんだこれ、ジャニーズのコンサートみたいだな。
 まあみんな大爆笑、幸せすぎる。
幻のパーマカルチャーのパンツもアドリブで出来上がる。すべて流れに乗っている。

 歌詞より
  五年たってもつながってる
  十年たってもつながってる
  やろうやろうパーマカルチャー やろうやろうパーマカルチャー
  あなたもあなたもあなたも
  みんでやろうパーマカルチャー
   おしまい

別れを惜しみながら、猫札を受け取り
名古屋パーマカルチャー塾修了しました。


 4月に最初に言った事、

パーマカルチャーの受講の目的は同じ方向に頼りあいながら進んでいける仲間を作る事でした。
もう夢がひとつ叶いました。
 ぱーな最高な仲間に出逢えて幸せです。ありがとう。
最後にレポート書けて良かったよ。

また愛ましょう

 じゅんちゃんでした。