≪参加メンバー≫ かなちゃん、さきちゃん、たまりちゃん、ともみ、じゅんぞうさん、じゅん ちゃん、さかいさん、みかちゃん、うめちゃん、しょうちゃん、けんじい、(キッチンのあっちゃ ん、さとりさん、けいこさん)
お天気が崩れていく予報だったので、集合してすぐに≪畑作業≫の始まりです!
畑では、前回植えたトマト、キュウリ、レタス、キャベツ、ナス、その他の野菜が元気に成 長していたり、どこへいってしまったの?!と姿を消していたり、パーチームとグーチーム の成長の違いに驚いたりするのでした。
前回、パーチームは、小松菜のタネを追い蒔きしいました。が、時期が遅かったようで、 残念ながら小松菜さんは消えていました。そして、期待のバンブーロックガーデンの前回 植えたレタスちゃんたちは・・・・! 消えていました。水はけが良すぎるみたいです。なので 今回は、水が少なくても大丈夫!なトマトさんを植えてみました。次回がどうなっているか、 楽しみです♪
・草刈のポイント・・・・・雑草と間違えて刈らないために、雑草を握り、鎌をあてる時に、大 切な苗は鎌の背にあたるようにして刈っていきます。
※もし、間違えて刈ってしまったら、声を出さずに静かに何事もなか ったように振る舞う豆知識も教わる。(その後、かぼちゃが刈られて いたところが見つかり、学びを確実に体得している私たちでありました。すぐに、かぼちゃには、応急処置が施されました。)
・雑草を刈る時にすべてを地際から刈るのではなく、少し残しておきます。刈ったところが伸びてきたら、残した部分の草を刈ります。
こうすると、虫たちの住み家も残り、バランスを保つことが出来ます。
・地際に成長点があります。ここを刈ることで、雑草が再び成長するまでに少し時間がかかるようになります。
・作業の合間に、鎌を手から放すときには、地面に置くと行方不明になってしまいがちなので、鎌を地面に刺して立てておきます。すると、目立つので紛失を防止できます。
・前回も習った移植のポイントをおさらいしながらナス、トマトを植えていきました。
苗の定植のポイント・・・ナスはとても移植を嫌がるので、より丁寧に扱います。理想は、移植したことに気づかれないように(笑)。
・定植の前には、ポットの苗にたっぷりと水をあげておきます。
・定植用の穴を掘ったら、その中にも水をたっぷり注ぎます。
・ポットをひっくり返して苗を取り出し、掘った穴の側面に苗を当てながら土で埋めていきます。
・上から苗のまわりの土をぎゅっぎゅっと押さえて移植完了です。 ※水はかけません。
・トマトの整枝のポイント・・・トマトは、メインになる茎を見定めて、脇芽を摘んでいきます。脇芽を摘むときには、葉を一枚残します。地上の葉と地中の根は、同じ位拡がるそうなので、葉を残すことで根の成長も促される、という意味があるそうです。
・タネ蒔きポイント・・・土が湿っていれば、タネの上から土をかぶせるだけで、その後の水やりは必要ありません。日照りが続いて土が乾燥してパサパサであれば、水をまいてからタネを降ろすこともあります。その場合は、芽が出るまでの間、乾燥しないように気をつけてあげます。
・元気のなさそうな所に、キノコを栽培した後のおが粉をまきました。中には、キノコの菌やキノコそのものが入っています。それらの菌が有機物を無機物に分解してくれるのだそうです。頼もしい存在です!
・支柱の立て方・・・・竹の接点ができるだけ少なくなるようにする。(下図左)
・野菜の苗の誘引方法・・・支柱と茎は、 8 の字になるようにひもで結びます。(下図右)
(1) (2) 途中で雨が降ることなく、畑の実習を終えました。来月の姿が楽しみです!
≪近況報告≫ 一か月の間、どんなことがあったか、みんなの報告タイムです♪
☆じゅんちゃん
田植えをする時に、田んぼに印をつける道具を田転がしといいますが、なんと51条植えができる田転がしを作り、それを婚活イベントで使用。
素敵なデザイ ンでした!!!また、種子島移住に向けて、いろいろと準備中。
☆酒井さん
犬の毛糸完成!良い香りは、石鹸であらったから。そのため、縮んだ そう。何かの御導きか!?三か月退職が延びました。
☆みかちゃん
座禅、土壁の充実した毎日をおくっている。ラーメンの威力に今は、腹
☆恵子さん
田植え、常滑、みんなの家、醤油作りに挑戦! 醤油になる途中の豆、 美味しかったです!!!
☆さとりさん
畑をしていて、その畑をバックに素敵な旦那様をモデルに写真撮影。
☆あっちゃん
タイからのお客様。タイ語は丸い部分から書き始める。すべては○。
☆しょうちゃん
花博で作られたものが、幼稚園前に移され、活用されることに。
冬期湛水(とうきたんすい)の田んぼの中は、生き物だらけ。
☆さきちゃん
徳林寺に来ない週はなかった。手放すことで、見えてなかったものが見えてきた!
☆かなちゃん とにかく、田舎へ引っ越したい!!!人生の計画書。
☆たまりちゃん 詰め込みすぎはやめて、休むという予定を入れる。
☆さなえちゃん トルコ人から「お前の人生を忘れるな!」 来月ミャンマーへ。
☆智美 シュリーマンの遺跡には行けず、また呼ばれる時を待っている。
☆じゅんぞうさん お姉さんの結婚式で、幼馴染と歌のお祝いで、試験勉強は・・。
☆うめちゃん 田植えをしているが、水が溜まらなくて代掻き再び。
☆けんじぃ 田植えを機械で30分。来年は手で。自然農的な冬期湛水。
3畳のモバイルハウス生活。
うれしいこととそうじゃないこと
んーーーっとたくさん味わって
目指すは
生き物みんなが喜ぶぱーでのー天気な暮らし
≪段ボールコンポストづくり≫
材料 ・段ボール(できれば、二重三重になっているもの)
・腐葉土と米ぬか(腐葉土:米ぬか=7:3)
・新聞紙(2日分くらい)
・ガムテープ ・大きめの布(いらなくなったTシャツなど)
・移植ごて
・すのこ(置き場所の下にひくと良い。底面の通気性促進作用)
◇作り方
1)布ガムテープで段ボールの全ての辺を補強する。
2)新聞紙を底に敷く。
3)腐葉土と米ぬかを7対3で混ぜる。
4)よく混ざったら、水を加える。水分量は40~60%。握ると団子状(水が指の間からにじむくらい)になる程度がちょうど良い。
5)できたら、段ボールの中に投入して1日寝かせて発酵熱で温かくなったら完成!
虫よけに布をかけてゴムで止めておくとよいでしょう。
※水を投入してしばらくすると、温度が60度くらいになります。
使い方 移植ごてで穴を掘って、生ごみを入れます。上から米ぬかをかけてから
埋めます。翌日にはほとんどが分解されています。
※温度が下がってきたら、米ぬかや廃食油を入れると発酵熱が出て分解が促進されます。
◇分解しやすいもの
・野菜くず
・果物の皮
・卵の殻
・茶がら
・魚の骨や内臓(少量)
・肉類
・残飯
◇分解しにくいもの
・骨
・トウモロコシの芯
・タマネギの皮
・漬物など、塩分の多いもの
・スイカの皮など水分の多いもの
(細かく刻んで入れる)
≪ポルトランドセメントの買い出しとお風呂タイム≫
「ポルトランドセメント」という名称のセメントを発明したのは、イギリス・リーズの煉瓦積み職人のジョセフ・アスプディンであるとされている。
1824 年 10 月 21 日付特許第 5022 号に「Portland Cement」という名称が初めて見られる。
「Portland」を付したのは、硬化した後の風合いがイギリスのポートランド島で採れるポルトランド石 (Portland limestone) に似ているからであった。
≪今宵の宴≫
まいたけごはん、 具だくさん味噌汁(じゃがいも君ヒット!)、 ベジソムタム、 きゃべつといろいろ野菜のパッタイ風(ホームラン!)、 ジャパニーズカプレーゼ、 手作りキュウリのキュウチャン、手作りらっきょう
美味しかったです♪ ご馳走様でしたーーーーーーーーーーーーーー!
このままお休みなさいと寝たいのだけど、先月の宿題発表が待っているのでした。
≪我が家のシステムデザイン発表≫
・先月に出された宿題
我が家のシステムデザインはどうなっているか?
水・エネルギー・有機物は何処か ら来て、使った(消費した)あとは、どこへ行くのか?
を調べて、A3 の紙にまとめる、というもの。これを一人ひとり発表しました。
さなえちゃん
ご両親の畑では、馬を飼っているところから、お父さんが馬糞をもらってきて肥料にしている。
名古屋市から無料でもらえるコンポスト(月1で名古屋市は段ボールコンポストを使った生ごみの堆肥化講座を開いている)にお母さんがトライするも、途中で断念。
水は、お風呂の残り湯を洗濯に使用するカスケード利用を実施。
※カスケード利用(CASCADING)・・・・資源やエネルギーを使用すると品質が下がるが、その下がった品質レベルに応じて何度も利用すること。
ともみ
自分の家の水・エネルギー・有機物のほとんどが、どこからか買ってきて、使ったらさようなら、という流れの中にあることに気 がつきました。少しでも自分の手で作り出したい!と春から畑を開墾。
お風呂の水はカスケード利用。まだまだ、よちよち歩きのパーでのー天気な道であります。
酒井さん
3枚の紙に水・エネルギー・有機物のシステムデザインがまとめられておりました。
けんじぃ
3畳のモバイルハウスでの生活になり、3か月。快適に過ごしている。
水、電気、トイレ、が自立し、時々母屋にも通いながらの生活。
雨水を飲んでも「だいじょーぶ、だいじょーぶ!」なのだそう。
また、上田にKトラの上のモバイルハウスに住んでいる女性がいるらしい☆
かなり、気になる!訪ねてみたい。
さきちゃん
先月の徳林寺のシステムデザインを調べたのがきっかけで、水について興味が湧いて、今回も水にフォーカスしたレポートでした。
自分が飲んだり使ったりする水は何処から来るのか?山を流れる水が、取水口と言われる場所から浄水場に運ばれて、配水場を通 って家の蛇口から出てくるのです。
そして、使われた水は、地面 の下にある汚水管を通り、水処理センターへ。その後、汚水処理 施設では、汚水をタイル、セメント、改良土にリサイクルされるのだそうです。きれいに処理された水は、川へ流れていきます。
また、雨水管という管も地面の下にあり、分かれている分流式と雨水と汚水が一緒になった合流式もあるそうです。その為か、昔、「雨の日は油ものを調理するのはやめましょね。」というスローガンがあったとか。
かなちゃん
1)東京のアパート、ご実家、将来の家、という3つのシステムデザインを描いてきた大作でした。
東京での暮らしと将来の家を比べると、今の私たちの生活が、便利というものを当たり前に消費して、暮らしの大部分を誰かに任せていること、
2)将来の生活が、人の手によって作り出し、循環させることができるものである。
この2つに私は、気がつくことができました。
じゅんちゃん
パートナーさんが去年描かれたものを持参。去年よりもより、自給自足の生活を実践していることを伝えてくれました。
種子島移住計画も、暖かい所なら、米も二毛作できるし、作物も良く育つ。何より、暖房が要らない!エネルギーを使うより、人が移動すれば良い!
※太陽光で電気を蓄え、夜に光るライトのようなものがある、と教えてもらいました~。
たまりちゃん
生ごみはコンポスト利用したり、シェアガーデンの作物たちや大家さんのお庭の果樹が季節ごとに頂けるそう。前回習った、幸せの余剰分をくるくる循環させているねー。
うめちゃん
自然農を始めて、3年。だんだんと収穫できるようになってきているほか、自作の太陽熱温水器も利用しているそうです。
以上、宿題発表でした。
今回お休みだったメンバー あいちゃん、けんけん、きよ、りょうちゃん
どんな発表になるのか、楽しみです♪
6月1日目のレポートは、これで終わります。
岩瀬智美
参加メンバーは前日と一緒です。
6時からは座禅タイム。その後はお経を読んで、ちょっぴり厳かな空気を楽しみました。
その後はプチ朝食タイムです。
エリンギ炊きおにぎりとスイカ。みんなで舌鼓を打ちました。
ちなみに昨夜は男性陣は大広間で寝ていたのですが、蚊がたくさんいてじゅんちゃんは堪らずふとんをすっぽりかぶって寝たそうな、、、
さて、この日は朝から雨というお天気でした。建築実習で「前方後円墳型」の温室作り。先月の続きです。
円形の型の土台を作るため、役割を分けてグループを作りました。
1、鉄筋うめこみ班
2、砂を敷き詰めて地面フラットにする班
3、コンクリートこね班
4、コンクリートを綺麗に埋めてく班
始め、若い女性がやるには中々ハードな労働かと思えました。
が、みんな和気あいあいと、そしてすごく真剣に!おかげで仕事はどんどん進みました。一番大変そうなセメントこね班。しかしそこからは、いつしか唄声が聞こえていました。
「けんじいのためならエンヤコラー♪」
辛い肉体労働も唄えば楽し。唄って本当にいいもんですね。
さて、肉体労働の後はお待ちかねのベジタリアンブランチタイム。
これがあるから頑張れるんですね。智美ちゃんはお腹が好きすぎたからこんなポーズ?(笑)
献立byあっちゃん
・古代米入りとうもろこしご飯
・エリンギソテー トマトオートミールソース
・干し大根ときゅうりのもみもみ
・タイ風スープ
・あられサラダ
(あっちゃん&さとりさん、ごちそうさまでした~!!)
ちなみにお昼くらいから、大工の小杉さんとさき姉さんがいらっしゃいました。
ブランチ後は
<小杉さんによる建築講座>
小杉さんの、愛と魂のこもったお話に圧倒されっぱなしでした。
◇内容を断片的に書きますと、、、
・今、自分(小杉さん)のような大工は少なくなってきている。
・従来は木造住宅の建築において、現場の大工が材を加工して建てていたが、現在はプレカット工場で加工された材が現場に運ばれ、それを組み立てるという簡易なものになってしまった。
・しかしながら、プレカットで建てた住宅の出来の方がはるかに正確である。
・今の現場はお客さんとの会話が少なくなってしまった。
◇プレカットの問題点
・木の出どころが分からない。
・木の目を考えず、まっすぐな四角の材にしてしまう。強度に問題があるものがでてくる。木は目の流れによってそれぞれ使い道がある。
・大工は木と相談する。ここが大事。木の気持ちになって聴く「どこで使われたい?」
最後に小杉さんの至言
「(家つくり、モノ作りについて)こんな楽しい仕事をお金払って人にやってもらうなんて、もったいない」
お寺で絶賛建築中の「みんなの家」に移動して、木造住宅の部材の名前について説明する小杉さん。
役割によって名前を変える木材たち。例えば胴差しと梁(はり)について。
・胴差し・・・木造建築の外壁の枠組みで、二階以上の床の位置で相互につないでいる材。梁を支える。
・梁・・・胴差しの内部で、二階を支えるために並んでいる材。
うまく説明できません、ごめんなさい!
とにかく、先人の知恵の奥深さを感じ取ることができました。
講座の後は小物作りワークショップ
用意されたのは、のこぎりやガラス切りなどの工具と、なんと廃材の木材の数々。
廃材も活かせるものとする、心つくりも兼ねた素敵な小杉さんの発案でした。
みんながすいすいとフォトフレームを作成する中、僕はちっともアイデアが浮かばず大苦戦。
そのせいで、みんなの作品を写真に収めることができませんでした、、、
そしてこれが僕の精一杯です。
さて、このワークショップによる学びをざっくり書き上げますと、、、
・ガラス切り・・・キーという音がすればOK。背面から力をいれると切れ目からパリッと割れます。
・ノコギリ・・・とにかく切れるのは引くときだけ。それ以外に力を入れることは無駄。
そんなこんなで今月のパーマカルチャー塾の工程は終わり。二日間の振り返りの時間となりました。
これは団欒とともに頂いたオヤツ。お好み焼き団子byあっちゃん。
一緒に頂いたレイシ(キノコ)コーヒーも優しくて美味でした。
みんなのナイスな連携で楽しい時間が過ごせました。スタッフの方々、どうもありがとうございました。
また来月もよろしくお願いします!
石田潤三